買い物が楽しくなる「偶発的消費」とは?!
目次
偶発的消費とはいわゆる衝動買いのことです。
皆様は最近、この「偶発的消費」をしましたか?運命的な出会いを感じて「ワクワク」した気持ちから購入してしまうことです。
買い物を楽しんでますか?私は少し前に比べると、だんだんこの「ワクワク感」や「運命的な出会い」感が薄れてきている気がします・・・気のせいでしょうか?
これはなぜなのか?と考えたときに、ここ近年の「消費行動」の変化に起因してるように思います。本日はそれを紐解いていきます。
以下のパターンについてそれぞれ詳しくみていきましょう。
●パターン① 消費行動ー『自律的消費』
●パターン② 消費行動ー『他律的消費』
●パターン③ 消費行動ー『偶発的消費』
消費行動は時代によって変化してきました。私のような昭和のおじさん世代はものすごく買い物にこだわってきた世代でした。
例えば、45歳以上のおじさんは、セダンの車とかスポーツカーが好きだったり、マニュアル車にこだわったりする方も多いのではないでしょうか?
うちの父親なんかは家電は「パナソニックしか買わん!」という謎のこだわりを発揮してました。
これは、消費=自分らしさを実現するもので、購入したものは自分のステータスで「体」の一部みたいなイメージです。買い物したモノは自己を表し、こだわりをもち、多少高くても、強い意志を持って買う。これを自律的消費といいます。
昭和の時代はフェラーリに乗りながら、その他の生活費は切詰め、家はボロ屋に住むという人も時たまみかけました。笑
そして時代は令和に突入し、消費行動にも変化が起きました。
世の中にモノがあふれている現在、例えば炊飯器を買おうと思ったとき、海外のモノから国産品、安い廉価版、高いハイエンド、選択肢は無限です。
また、情報もあふれており、比較レビューをあげている、YoutuberやBlog、インスタグラマーなどインフルエンサーも沢山います。
購入までの情報収集の製品詳細な情報も、誰でも簡単に入手できる時代です。
これは、必要な情報を、必要なときに瞬間的にゲットできる情報社会の素晴らしい点です。
皆様も、何か1つの商品を購入する前に情報収集する時間やチャネルなど増えたのではないでしょうか?
選択肢が多すぎると消費行動はどのように変化するのでしょうか?
情報量が多いという事は、自分の感性で選択する事を萎縮したり、自分で選ぶ行為が、面倒に感じる事に繋がっていきます。
「もう!情報量が多すぎて選びきれないよ〜〜〜」とサイト離脱したり、安い商品に流れるといった経験はないでしょうか?
このように自分の感性では選択せず、受け身となってしまう消費行動を「他律的消費」といいます。
皆様も経験はないでしょうか?
店舗に足を踏み入れて自分の好みドンピシャな商品が目に飛び込んできたとき、そこだけが輝いて見えるような経験です。笑
他律的消費とは違い、意図してない消費行動なので、他社商品と比較したりはなく、自分の感性で買い物をすることです。このときの高揚感たまらないですよね。
私の場合は、食べ歩きが趣味なので適当に入った飲食店がものすごくおいしかったら、すごく感動します!
SNSにつぶやきたいほど誰かに共有したい感動体験ですし、必ず再来訪リストに入れます。
それこそが「偶発的消費」に近い話なんじゃないかと思います。
最近では、定期的な外出自粛が増えた事や、リモートワークの普及から、店舗だけではなく、ECサイトを利用した消費も増えてきましたよね。
ECサイトでの買い物は便利なのですが、機械的かつ、手段と目的だけしか存在しないという顧客体験があるので、「作業」的で、つまらなく感じる人は多いようです。
なので、ECサイトの買い物を楽しくするために様々なソリューションがあります。
モノや情報があふれている現在、せっかくお金を使って買い物をするのであれば「作業」ではなく心は踊るような「ワクワクする」体験になるとその購入体験も含め商品に愛着が湧き、長年、大切にする自分らしいを実現する"モノ”になっていくでしょう。
人が充実感を感じるのは「感性」を刺激されたときだと言われています。
最近買い物がつまらなくなってるのは「他律的消費」の文化がどんどん強くなり、感性が刺激されなく、買い物が作業・・「面倒くさい」と感じる体験が多くなっているのが情報化社会のしわ寄せだと思います。
面倒だと思いながら購入した商品にはそれほど愛着も沸かないものです。
買い物は自分らしさを実現するため「感性」を刺激され最大限の高揚感が味わえる瞬間です。
情報化社会の代償として、買い物がつまらなくなってしまうのは私としても悲しいです。
買い物がこれからの時代も「ワクワクする」楽しい体験になることを祈ってます。
私達が提供するWEB接客ツール「WhatYa」(ワチャ)も創業者である中嶋の"「これでいい」ではなく「これがいい」の購買体験を”という想いとも深く共感するなぁと改めて思いました。
以上、内田でした。
IT 業界で生きていく為、知っておくべき「技術情報・処世術・ビジネスのお話」というテーマでBlogもやっているので良かったらご覧ください。